マミーはイギリス系の金色のプードルで
私が小学生の頃から、おばあちゃんが飼
っていました。
私が中学生の時に親が家を建てたので、
おばあちゃんとマミーとは離れて暮らす
事になったけど、時々は会いに行ってい
ました。
私が25歳の頃、マミーは亡くなってしま
いました…。
その後、何年かしておばあちゃんに会い
に行ったときにマミーの最後の話を初め
て聞いたのです。
ここからは、おばあちゃんの話です!
マミーは18年も生きて、最後はねぇ~
耳も遠くて目も白内障のおばあちゃん犬だったけど、駅前の食堂で飼われていた
若い柴犬と恋に落ちていたんだよ…。
でもマミーは自分が年をとっていたから
柴犬がどんなに好きでも、ジャンプーを
した日にしか会いに行かなかったんだ。
ある日、マミーにジャンプーをしてあげ
たらマミーはいつもの様に玄関の隙間か
ら駅前の柴犬に会いに出掛けて行ったん
だけどその日は帰って来なかったんだ。
日位たって、食堂のお爺ちゃんが突然
マミーの遺体を持って尋ねてきたんだよ
マミーが側溝に落ちて亡くなってたと。
どうしたんだい!? と尋ねると、実は朝に
こいつを散歩に出た所でこいつがやたら
引っ張って騒ぐもんだから、いう通りに
行ってみたらマミーが側溝で死んでいた
んだよきっと、マミーは耳も遠くて目も悪いか
ら後ろから急に通った車にビッグリして
落ちてしまったのだろうよ…。
マミーを見つけてくれたお陰でマミーは安らかに天国に昇れたんだ…。